商標、その他知的財産、収益改善の悩みにお応えします

商標はどのタイミングで検討するの?!

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鈴木えりな

『私の友達が、個人事業主になるということで、”ねぇ、商標って、いつ頃、取得を検討したらいいの?”と質問されてるんです。今回は、先生にその素朴な疑問を質問してもいいでしょうか?』

たむきょん先生
『えりなさん、明けましておめでとうございます。今年も、よろしくお願いします。』

鈴木えりな
『こちらこそ、よろしくお願い致します!じゃんじゃん、商標を教えてください( ´∀` )』

たむきょん先生
『(笑)・・はい。お手柔らかに・・。
さて、えりなさんのお友達が、事業を開業されるんですね。おめでとうございます。そして、さっそく、商標の取得も検討されているんですね。それは”感度”の高いお友達ですね』

鈴木えりな
『うん、私が会う度に、洗脳のように商標についての話をしてるからかも・・苦笑』

たむきょん先生
『そういうことですね^^; えっと、商標をどのタイミングから考えるべきか、というのは、私も、この仕事をしていると、年中質問されます。』

鈴木えりな
『個人事業主になるなら、すぐに商標も考えたほうがいいんですよね?!』

たむきょん先生
『自分の仕事を減らすような助言だけど、僕は、個人事業を開始するからと言って、すぐに商標も取得を、とは実は思わないんだよね』

鈴木えりな
『えっ?!そうなんですか?』

たむきょん先生
『うん。商標を取ったほうがいい1番の瞬間ってどんな時だと思う?』

鈴木えりな
『えーっと、、、他人に先取りされないように、自己のブランド名を早めに商標に、という感じじゃないんでしょうか』

たむきょん先生
『そうだね!ほとんど正解だけれど、もうちょっと踏み込むと”ある日突然、他社から、商標権侵害だ、と権利行使されないために”という動機が、一番だと思うな。』

鈴木えりな
『そうなんですね、それは、けっこう穏やかじゃない瞬間ですね・・汗』

たむきょん先生
『そうなんだよね。権利行使を受けるということは、”自分が法律違反をしている可能性がある”ということで、懲役や罰金のリスクもあるし、その会社からの損害賠償の請求を受けるリスクもある。何より、ネーミングや看板の変更を余儀なくされることになるよね。
2番目に、えりなさんが言う”せっかくの良いブランド名を、他人に先取りされないうちに、商標取ろう”という動機かな、と経験上は思います』

鈴木えりな
『なるほど~。でも、”他社から訴えられる”って、そうそう、起こりませんよね?』

たむきょん先生
『そこが、今回の素朴な疑問のポイントです。さすが新年から察しが良いですね~。えっと、大手企業になると、自己のブランド名、ブランド力の”希釈化”を避けるべく、実は、自己のネーミングが真似されていないか、定期的にWebなどで監視しています。中には、ガンガン権利行使(警告状を送り付ける)をしている企業もあるんだよ』

鈴木えりな
『へぇ~~怖い。でも、それだけ、自社のブランド力が重要ってことですよね!”希釈化”って難しい言葉ですが、”ブランド力が薄まってしまう”ってことですよね』

たむきょん先生
『まさにその通り。でね、個人事業を開業した途端に、いきなりそういう大手企業が、勘付くのって難しいでしょう?たまたま、お友達の開業する店舗名?が、大手企業の保有する同業の商標に類似していたとして、そのことだけを持って、すぐに権利行使をされるわけではないよね。』

鈴木えりな
『例えば、、、Web通販をするとか、ネット広告を出したり、検索上位を目指す、なんていう風に、広域にビジネスをし始めようとした時、初めて、ネーミングが露出していく、ってことでしょうか?』

たむきょん先生
『そうだね。じゃあ、その、ネット広告などを出したり、Web通販をし始めたり、そういう具体的な動きを取る頃に、商標を取ればいいか、っていうと、それでは若干遅い気がしています』

鈴木えりな
『え?じゃあ、どういうタイミングが、一番ふさわしいんでしょうか?』

たむきょん先生
『けっこう、言葉には言い表しづらい所だけど、以下に、私なりに、このタイミングかな、と思うタイミングを、記載するね!』

【個人事業主としての開業のプロセスに沿って】

1)個人事業主としての開業の企画・計画を立てる頃 ⇒⇒まだOK
2)税務署に”開業届”を提出に行く頃 ⇒⇒まだOK
3)実際に、少しずつ開業準備をスタートする頃 ⇒⇒まだOK
4)事業に基づいて売上が少しずつ発生する頃 ⇒⇒まだOK
5)チラシやWebサイトなどを作り、少しずつ宣伝をし始める頃 ⇒⇒商標取得可能なブランド名か検索開始
6)売上が少しずつ上がり、これからの売上拡大、事業拡大を検討する頃(※自地域や知り合いだけではなく、他地域からの集客も見込みたいと考える頃) ⇒⇒商標の出願
7)実際に、Webでの広告などを出したり、Web通販などを具体的に検討する頃 ⇒⇒急いで商標の出願
8)Web広告またはWeb通販などを開始する頃 ⇒⇒商標が取得できていると理想
9)自地域や知り合いだけではなく、他地域からも少しずつ来客、売上がある頃 ⇒⇒商標が取得できていると理想

たむきょん先生
『あくまで、私なりにです。
だから、早く取りたい、というのも1つだよ。せっかく気に入ったブランド名なら、早めに既存の商標を検索して、商標を取ろうと思えば取れるのか、”どん被り”の他社商標が存在しないか、ぐらいは知っておいてもいいかもね。お友達によろしく伝えてね!』

鈴木えりな
『ありがとうございました。友達にさっそく伝えてみます!』

end

記事をお読みくださり、ありがとうございます。

商標・その他知的財産の面、もしくは収益改善や組織作り等の面で、ご相談いただけることがありましたら、是非お気軽に、こちらからお問い合わせください。近日中にご返信いたします。

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