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®(R)マークを入れたい!どうしたらいい?弁理士が分かりやすく解説

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以前も『資格を自社で作りたい。商標をどうしたらいい?』という記事を書きました。本当に多くのご相談をいただいているので、とっても久しぶりに、今回の『資格を作る方法』の記事を書きました。お読みいただき、読者の方々もいつでも気軽に、お問合せください。

こんにちは。弁理士の田村(たむきょん)です。

2020年と言えば新型コロナウイルスの流行ですが、ビジネスでは、そんな逆風の今を活用して、しっかりと”知的財産を持とう”と企てられている企業様や事業主様も、いらっしゃいます。

私も、負けていられないと、重い腰を上げている所です。

当所のブログで非常に多くのアクセスをいただいている「®マーク、TMマーク、©マーク」等に関する記事があります。以下2つです。
(ご興味ありましたら、画像をクリックなさってください)

Rマーク(®)、TMマーク(™)、Cマーク(©)それぞれの超簡単な解説

商品名に勝手に®(Rマーク)を付けたら、罪に問われる?

 

今年、コロナで自粛を強いられる日々でも、「®マークを自社の商品に挿入したい」というご相談を多くいただいております。

そこで、『®(R)マークを自社の商品に入れるにはどうしたらいいか?』を簡単に記事にいたします。

 

®(R)、TM、©(C)マークのおさらい

『上記でシェアしてもらった記事にも、説明があるかもしれませんが、簡単に言うと、®マーク、TMマーク、©マークはそれぞれどういう意味なのでしょうか?』

『以下に簡単に説明しますね!』

®(R)マーク

  • アメリカで一般的な「登録商標」であることを示すマーク
  • 日本でも使用されているが、登録商標には必ず記載しなければいけない、というルールは無い
  • 日本でも、慣習として、登録商標に®マークが付記されることは多い
  • 正式にライセンスを受けている企業が、商標に®マークを付けて表記していることもある

®マークが入っている実際の商品02

®(R)マークが付けられている商品名の実例1『ShupattO』

®マークが入っている実際の商品01

®(R)マークが付けられている商品名の実例2『ロキソニン』

™(TM)マーク

  • アメリカで、「自社の社名やサービス名」であることを示すために使われている
  • 日本でも使用されている。必ずしも「登録商標」とは限らない
  • 「登録商標」であることを示したいのであれば、™マークよりも®マークを推奨

©(C)マーク

  • アメリカ発で、「自分(自社)に著作権があるもの」と示すマーク
  • 日本でも慣例として表記されていることがある。目的は上記と一緒
  • 登録商標とは無関係であり、あくまで「著作権」に関するもの
  • ©マークさえ付ければ、無関係の他人も、著作物を使用できるわけではない

 

®(R)マークを入れられるのは、誰??

『私も、自分の運営する通販サイトで、オリジナル商品に®マークを入れてみたいです!
®マークを入れられるのは、誰なんでしょうか?』

『®マークは、アメリカで一般的に使用されているマークとは言え、日本でもすでに企業も一般的に使用しています。これは、”自社の登録商標です”ということを示すためのマークです。

だから、®マークを入れられるのは、

その商品名(サービス名)の、商標権を持っている企業(人)

ということになります。

®マークを入れることで、以下のような意義があると考えられます。

  • 商標登録をしているぐらい、”本気”な商品を販売している、と信頼度が増す
  • 商標登録がされていると認知され、競合他社が模倣しづらくなる

なお、商標権を持っている企業(人)から、正式にライセンスを受けている企業(人)も、®マークを付けて商品名を記載していることがよくあります。これは、商標権者から、そのように指定されることもあれば、他社への一定の”牽制力”のために、自主的に®マークを付けている企業もあります。』

 

商標登録をせずに®(R)を記載してもいい?

『あの…私がこっそり自社のオリジナル商品に®(R)マークを挿入しちゃったら、それってまずいんでしょうか?』

『ご存知かもしれませんが、商標登録されていない商品名などに、あたかも、登録商標であるかの記述をしてしまった場合、れっきとした”犯罪”になります。”虚偽表示の罪”と言うんですが。3年以下の懲役か300万円以下の罰金となります。

ただ、®マークを付けることが、この”虚偽表示”に当たるか、というのは、判断が分かれる所です。特許庁のQ&Aには以下のような説明があります。』

(特許庁HP)よく見る「Rマーク(®)」や「TMマーク」とは何ですか?自分の商標につける必要はありますか?

特許庁HPより引用)

  • 「Rマーク(®)」は、外国の商標制度においてRegisteredTrademark (登録商標) を意味するもので、日本の商標法に基づく商標登録表示ではありません
  • 「TMマーク」も同様、日本の制度に基づくものではありません。
  • 単にTrademark(商標)を意味するもので、未出願の商標や出願中の商標について付されることが多いです。
  • 日本における商標登録表示は、『登録商標第〇〇〇〇〇〇〇号』という表示方法です。
  • 登録商標を表示する際にはそのように表示することが推奨されます(商標法73条)。

『なるほど。特許庁としては®マークを、”登録商標の表示”と積極的には認めていない、ということですね。
ただ・・・アメリカだけでなく日本でも、®マークは、登録商標に付けるもの、というのが一般的な認識になっている以上、登録商標以外に付けることは、辞めておいた方が良さそうですね・・!』

さっそく、®(R)マークを入れるために、行動したい!

『私、どうしても、自分のオリジナル商品に、®(R)マークを付けたいです!!
何から始めたらいいですか?!』

『オリジナル商品に®(R)マークを付けたい、というのはとても自然な気持ちですよね!

大きくは以下の表のような手順となります。』

®マーク表示までの流れ

『以下、①~⑥について、補足しますね!

① ®(R)マークを入れたい名称かロゴの候補を決める

弁理士のどなたかに相談する前に、やっぱり、候補となるネーミングが1つ2つ、あると、弁理士としても相談には乗りやすいです。
ただ、全く白紙です、という段階で、方向性の相談をいただくことも、ほぼ毎日のようにありますので、そこは、拙速に決めていただかなくても、大丈夫ですよ!

② 弁理士にコンタクトし、相談をする

うちの事務所もそうですが、基本的にいきなり相談をして費用を請求されることはありませんので、気軽に相談なさってください。
問合せフォームでも、お電話でも、どちらが都合がいい、ということは、どの弁理士も特にないと思います!
弁理士に相談されるときは、お話のどこかで、”どういう狙いで、商標登録や®マークを希望されるのか”というのも、伝えるといいかもしれません。
それによって、申請の仕方が変わったりします。

③ 調査の上で問題なければ、特許庁へ商標登録の申請

弁理士に相談をすると、すでにネーミングかロゴの候補がある場合、「類似する登録商標がすでにないか」の調査をしてくれます。
有料の所もあれば、無料の所もあります当所も無料で対応しています。
また、弁理士の経験則から、それ以外の観点でも、登録可能性をコメントしてくれると思うので、それも参考になると思います。

あとは、特許庁への商標登録の申請まで、ほとんど弁理士が担当してくれると思いますよ!

④ 2~7か月、審査結果を待つ

2019年は、12か月ぐらい、審査に時間を要していたんです。
2020年の審査期間の実績は7か月ぐらいですね。
ただ、また来年、期間が長くなってしまうかもしれませんし、弁理士としても読めません。
どうしても、早く審査結果を得たい場合は、申請から2ヶ月で審査結果をもらう方法もあるため、それは弁理士に、相談なさってください。

⑤ 「登録査定」+手続きを経て、晴れて登録商標に

申請前にしっかりと弁理士が調査や助言などをしていれば、一発で登録となることも多いです。
そこで、登録手続きを弁理士に依頼すれば、約1ヶ月で「登録証」というものが届きます。

⑥ いよいよ®(R)マークを商品やWebサイトに表示!

その登録証を弁理士から郵送してもらう頃、もう®マークを、必要なところに、記載して大丈夫ですよ!
弁理士によっては、ロゴマークに®マークを挿入して作成してくれる人もいるとは思うので、相談してみてください。
私は希望があったら無償で、®マークをロゴに入れて差し上げています。

 

商標登録の費用は?

『商標登録しようと思ったら、だいたい、いくらかかるのでしょうか?』

申請(出願)と登録と2段階で費用が構成されます。だいたい1件10万円~20万円が相場と考えます。
当所を例に、費用を表にしました。』

商標登録の費用

(当所の商標登録の手続の料金は、最新の情報はこちらのページをご参照ください^^)

 

『もし、®(R)マークを付けたい、とお考えの企業様、事業主様がいらっしゃったら、気軽にご連絡ください。(Webのお問合せフォーム。なるべく早くリアクションいたします)』

 

※ShupattOの画像は、ShupattO公式Webサイトより引用
※「ロキソニン」の画像は、第一三共ヘルスケア公式Webサイト「ロキソニンS」ページより引用

 

 

執筆:田村恭佑
(認知心理学×弁理士×経営コンサル)

記事をお読みくださり、ありがとうございます。

商標・知的財産、収益改善・組織作り、人間関係、これらで、ご相談いただけることがありましたら、是非お気軽に、こちらからお問い合わせください。近日中にご返信いたします。

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