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民間資格を作りたい!<『資格名』で気を付けたいこと>

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3年ぐらい前から『民間資格を自分で設立したい』というご相談をたいへん多くいただくようになりました。最初から『資格名』を決めているかたもいらっしゃいます。どういう資格名がオススメで、どういう資格名はあまりお薦めできないか、という『資格名』で気を付けたいことを簡単に記事いたします!

こんにちは、弁理士のたむきょん(田村)です。

3年ぐらい前から『民間資格を自分で設立したい』というご相談をたいへん多くいただくようになりました。最初から『資格名』を決めているかたもいらっしゃいます。どういう資格名がオススメで、どういう資格名はあまりお薦めできないか、という『資格名』で気を付けたいことを簡単に記事いたします!

 

このようなかたに読んでほしいです♪

  • 「民間資格」をこれから作りたいと考えているかた
  • すでに「民間資格」の設立に向けて、動き始めているかた
  • 「民間資格」の設立に当たって、「資格名」をおおよそ決めているかた

どういう”資格名”のご相談が多い?

 

どういう資格名のご相談が多い?

『たむきょんさんの所には、”民間資格”の設立に関するご相談が多いんですね!
”資格名”は、もう決めているかたが多いですか?』

『そうですね。ご相談いただくかたの中で、70%ぐらいのかたは、第一候補の資格名もセットでご相談くださいます。』

『そうなんですね!どういう資格名を候補にされているんでしょうか。
傾向はあるんでしょうか?』

『もちろん内容によって様々ですが、おおよその傾向はあります。
例えば、ヨガのインストラクターを養成して、民間資格を付与したい、というご相談者様だとしますね。
ヨガのインストラクター資格ですと、イメージとしては、以下のような資格名を希望されるかたが多い、という印象です。

  • ダイエットヨガインストラクター
  • マインドフルネスヨガ講師
  • メンズヨガ専門インストラクター

 

”分かりやす過ぎる”資格名をお薦めしない理由

”分かりやす過ぎる”資格名をお薦めしない理由

『とっても分かりやすくて、素晴らしい資格名ですよね?!』

 

『そう。分かりやすいんですが・・
実は、これら3つのような”分かりやす過ぎる資格名”は、お薦めできないんです・・・

『え?
どうしてお薦めできないんですか?』

 

『簡単に言いますと、”分かりやす過ぎる資格名”は、ほかの誰もがやっぱり付けたいと考えるから、です。
民間資格を作るからには、”その分野で資格を取るなら、あの資格を取ったほうがいい”と、”選ばれる資格”でありたいですよね?』

『そうですね!同じような民間資格があるなら、自分の資格を選んでもらえるようになりたいです。』

 

『そうですよね!
”誰もが使いたい”分かりやす過ぎる資格名にしてしまうと、今は存在しなくても、2、3年すると、同じようなことを考えるかたが、同じ名称か類似する名称で、民間資格を作る可能性があります。
そうすると、興味を持ったかたがGoogle検索などしても、あなたの資格もヒットしますし、ライバルの資格もやはり、ヒットします。より広告にお金をかけたほうが上位に表示されるかもしれません。

なかなか、差別化ができず、結局、あなたの資格の”認知”が広がりません。』

お薦めする資格名は?

お薦めする資格名は?

『”分かりやす過ぎる資格名”は、差別化できないから避けたほうがいい、というのは理解できました。
それでは、具体例として、どのような資格名がお薦めでしょうか?』

『私が必ず1人1人にご助言しているのは、あなたの資格名に以下の要素を含めましょう、ということです。

独自性かあいまい性

ヨガのインストラクター資格、であれば、例えば以下です。

≪独自性が含まれている例≫

  • ABC式ヨガインストラクター
    (冒頭に固有名詞を含む方法)
  • ヨガピラインストラクター
    (省略して造語化する方法)
  • フォレストヨガ講師
    (意味のある別の既成語を含ませる方法)

≪あいまい性が含まれている例≫

  • 長生きヨガトレーナー
    (言いたいことは込められているけれど、サービス内容までは定まらないようにしている)
  • マインドヨガ講師
    (これも1つ目と同様)

 

『よく理解できたのですが…
独自性やあいまい性を込めても、やっぱり偶然、または意図的に、類似する名称の民間資格が生まれてしまう可能性ってありますよね?

『そうなんです。とても思い入れのある民間資格が出来ても、”商標登録”をしておかないと、1年後2年後、たとえそれが、ひょっとしたら模倣に近くても、ライバルに、同一か、類似する資格名を商標登録されてしまった場合、先に広めていたとしても、あなたは資格名の変更をよぎなくされてしまいます

ですから、民間資格の設立に際しては、資格名を”商標登録”することも、セットでお考えください。

ちなみに、”お薦めの資格名”の考え方は、商標登録を目指す場合も、もちろんあてはまります。”分かりやす過ぎる資格名”は、特許庁に商標登録を認めてもらえません。”それって、誰もが使いたい名称に過ぎませんよね?”と言われてしまうんです。』

 

当所の2種類のサービスについて

当所の2種類のサービスについて

 

 

『民間資格の設立が初めてのことで、何をしていいか分からないのですが・・・』

『当所には、”民間資格を商標登録したい”というご相談はもちろんのこと、”民間資格の設立そのものをサポートしてほしい”というご相談も多くいただきます。

そこで、2つのサービスを提供しています。

  1. 商標登録(もちろん民間資格の名称に限りません)
  2. 民間資格や検定の設立のサポート

だいたいの費用感は、2/6の記事(こちら)の後半を参照ください。』

民間資格を作りたい!<商標登録は必須なの?>

『2.の民間資格の設立のサポートはどのようなサービスですか?』

『”講座”や”通信教育”ではないので、私が”この手順で、このような準備をしてください”と、プロセスを押し付けることはありません。
お客様から以下をまずヒヤリングします。

  1. どのような動機で民間資格を設立しようと思ったのか
  2. 本職にされたいのか、副業として進めたいのか
  3. どのようなかたに、資格取得してほしいか
  4. 現状は、どの程度まで進めているか

その上で、次にどのようなアクションをすればよいかを一緒に考えます。また、お客様にとって、”自分で出来ること”、そして、”外部リソースに頼りたいこと”を一緒に明確にし後者を特に担っていきます。

今の当所のお客様は、打合せの頻度は、おおよそ月に1回(30分。Zoomが多い)、そして、その1ヶ月間でのお客様と当所、双方の宿題を明確にして、進めています。

最初のご相談は無償で受けていますので、ご連絡くださいこちら)』

 

執筆:田村恭佑
(認知心理学×弁理士×経営コンサル)

記事をお読みくださり、ありがとうございます。

商標・知的財産、民間資格の設立、人間関係、これらで、ご相談いただけることがありましたら、是非お気軽に、こちらからお問い合わせください。近日中にご返信いたします。

みぎのうで知財事務所(代表 田村)

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