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連載(5)令和流!小学生スポーツの指導者<大谷翔平選手の新打撃コーチの方針に学ぶ>

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第5話は、先週に日本人初、メジャーリーグで、サイクルヒットを達成した大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)。そのチームの1軍の打撃コーチにスピード出世している、ジェイミー・リード氏(以下「ジェイミー」)のインタビューへの応答から、最新の米国流指導を学びたく思います。

小学生のスポーツの指導に携わる方々、保護者の皆様に、問題提起をさせていただき、最終的なゴールは、スポーツに取り組む全ての小学生の方々に、健全なスポーツの環境を指導者皆様、保護者皆様と築き上げられたら幸いです。

第1話 『パワハラしないと、強いチームにならないの?』

第2話 『指導者と選手は”対等”と強く意識しよう』

第3話 『メンタルの強さは、技術よりも大切』

第4話 『チームと個人。どちらに重きを?』

第5話は、先週に日本人メジャーリーガーとして初めて、メジャーで、サイクルヒット(1試合に、ホームラン&三塁打&二塁打&一塁打すべてを打つ)を達成した大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)。

そのチームの1軍の打撃コーチにスピード昇格している、「打者再生工場」の異名を持つ、ジェレミー・リード氏(以下「ジェレミー」)のインタビューへの応答から、最新の米国流指導を学びたく思います。

ジェレミーの略歴

(1)略歴

  • マリナーズ、メッツ、ブルージェイズ、ブルワーズで外野手として8シーズンプレー
  • マリナーズでは、イチローと2004~08年の5シーズン、チームメート
  • 2014~16年にはブルワーズで打撃コーディネーターを務めた
  • 2017年からエンゼルスでマイナーリーグ担当の打撃コーディネーターを務めた
  • 2018年のオフには、エンゼルスのメジャー打撃コーチへとスピード昇格
  • 大谷翔平選手の打撃コーチも務めている

(2)現在は「打者再生工場」の異名

  • メジャー打撃コーチ昇格後の、今年の春キャンプ。
  • 新規加入したトミー・ラステラ内野手(30)の才能をさっそく、開花させる。
  • 彼は、メジャー在籍の過去5年間で10本しかホームランを打っていない。
  • しかし、今シーズンは2ヶ月ちょっとで既に15本のホームラン。
  • ジェレミーは「打者再生工場」の異名を持つ。

 

ジェレミーの言葉・方針

こちらの記事(2019.6)で特集されているジェレミーへのインタビューから、彼の言葉を抜粋し、その言葉から、彼の指導方針を記載します。

 

「メジャーで活躍できる選手とできない選手の差は、選手自ら、居心地のいいコンフォートゾーンから抜け出せるかどうか」

⇒コーチが無理やり選手のお尻を叩くのではなく、選手が自発的に一皮むけたいと努力するのを、見守ることが大切。

 

「選手の成功が僕の功績だなんて思わない。彼らが誰かを必要としている時にいてあげられれば、それでいい」

⇒選手はすでに1人1人潜在能力を持っている。それを自ら引き出そうとした時に、コーチはそっと手助けをしてあげるだけでいい。

 

「日頃から、選手に指導を押し付けることはしないよう心掛けている」

⇒コーチは、「前面で立つ指導者」というよりも、「選手の悩みに応えるアドバイザー」。

 

「教えようとするよりも、必要とされた時にちゃんと応えてあげられる準備をする方が大事」

⇒コーチは、自分の教えたいことを教えることはそれほど難しくない。しかし、選手の困ったことに対して、自らの引出しで的確に応じること、これはそうそう出来ることではない。

 

「選手が精神的なことで悩んでいたら、僕もそういう経験があるから力になれる」

⇒選手が弱音を吐いたり、悩みを打ち明けたりしてくれた時に、一蹴したり、無理やりモチベーションを上げさせようとするのではなく、あくまで、弱い面に寄り添い、自らの経験とも照らし合わせて、手を差し伸べてあげる。

 

「選手を見下して命令口調で言っても、響かない」

⇒選手はプロであれ、アマであれ、一人前の人間。彼らの内面に押し込んでいる動機や自らの答えを、勇気を持たせて引き出すことが、コーチの役割。こうしろ、ああしろ、というのは逆効果。

 

「仕事の半分は相手の話を聞いて信頼を得ること」

⇒そもそも、どれほど多くの知識を持っているコーチでも、技術的に高いレベルのコーチでも、選手1人1人と、適切な信頼関係を築かない限りは、その引出しは、選手に届くことは無い。1にも2にも、とにかく選手と信頼関係を構築することが大切。

 

「選手は、僕なんかよりずっと自分のことを理解しているはず」

⇒どうしたら弱点が解決されるかや、自分にとって最高のパフォーマンスを出せるフォームなどは、その選手自身が答えを持っている。その自分の答えにたどり着くようなコミュニケーションが、コーチの仕事。

 

「大きな仕事は、不振の選手に良かった時との違いを指摘して、その姿に戻す手伝い」

⇒サッカーでも野球でも他のスポーツでも、”綺麗なフォーム”は存在する。しかし、それにあてはめることが正解とは限らない。その選手にクセがあっても、その選手なりのセンスで高いパフォーマンスを発揮できるのなら、そのクセも個性の1つ。コーチは選手1人1人の良い時のフォームを、思い出させてあげる。

 

「うまく打てても結果としてアウトになった時に、何かを変えなきゃと思う選手を、そのままでいいんだと納得させること」

⇒野球・サッカー・他のスポーツと、その選手にとってはベストな1プレイが出来ても、相手の好プレイや、不運により、得点に繋がらないことはある。そういう時に、コーチは、次に向けて、良いイメージで選手が向かえるよう、プレイ1つ1つを肯定してあげること。

 

最後に・・・

「正解は1つではない」

 

コーチにとっては、「こうすればもっとうまくいくのに・・」と思ってしまうことが多々あるかもしれない。しかし、選手1人1人、身体つきも違うし、その選手なりのセンスも異なる。結果として出塁する、結果として得点する、結果としてアウトを取る、こういう良い結果1つ1つを、選手が鮮明にイメージできるよう、良いイメージを持たせる指導が良いのだろう。

 

 

執筆:田村恭佑
(人間関係メンター×弁理士×経営コンサル)

 

アイキャッチ画像は、exciteニュース「【MLB】大谷所属のエンゼルス、新打撃コーチはイチローの元同僚 37歳のリード氏」より引用
https://www.excite.co.jp/news/article/Full_count_241446/

 

 

記事をお読みくださり、ありがとうございます。

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