
こんばんは。
人間関係メンター(cherish you mentor)であり、弁理士・経営コンサルタントでもある、田村(たむきょん)です(プロフィールはこちら)。
今日は少し反省するやり取りがあり、「知らず知らずに、人は多くの方法で、相手をコントロールしようとしてしまっている」という記事を、自戒の念を込めて、書きます
(^ω^; )
1対1のコミュニケーションでこんな行動をしていませんか?
私たちは、誰かとのコミュニケーションにおいて、無意識に、とても当たり前に、以下のような行動を普段、していませんか?
もしくは、そういう人いるいる~、と感じませんか?
- 分が悪くなると、”無言”になる
- SNSで、特定の個人を”ののしる”
- 普通の会話でも、唐突に”怒鳴る”
- 恋人から責められ、”泣いて”同情を誘う
- 面倒なので、とりあえず”すぐ謝る”
- ”土下座”する
- とにかく相手に”おごる”
- 何かと理由をつけて”物をプレゼント”する
- 口論になると、その場から”立ち去る”
- 事あるごとにお子さんを”褒める”、”おだてる”
- 約束を守らないお子さんを”叱る”、”怒る”
- 自分の親におねだりをしたくて、”お願いだから!”と押す
- 言葉ではなく、”叩く”
- 相手を”にらむ”
私もかなり当てはまることはありますし、そういう御方を見たこと、聴いたことはあります。
あなた自身はいかがでしょうか。
上記全て、無意識に相手をコントロールしようとしています
実は、上記全て、相手をコントロールしようとするために、無意識にそういう行動を取っている可能性が非常に高いんです。
なお、アドラー心理学でも、特に「怒る」「怒鳴る」「ののしる」という行為は、「もっとも安価に、自分の考えを強制的に伝えようとする低俗な行為」と説明しています。
「すぐ謝る」
「え?謝るだけでも?」
とお思いになるかもしれません。
本当に必要な時に、見返りを求めず、許しを請わない謝罪は、良いことだと思います。しかし、会話のはしばしに、謝罪を含めるようなかた、時々いらっしゃいますよね。それは、悪いから心から謝っているのではなく、「許してねー、許してねー」という言葉の代わりに、謝罪を使っているにすぎません。
謝ることで、それ以上、相手から咎められないで済むよう、テキトーにコントロールしようとしているんです。
「相手の前で泣く」
感動する映画を見て、自然と流れる、誰のためでもない涙は、本物でしょう。
しかし、相手がいるところで、見せる涙は、無意識であっても多くの場合、「もう私を許して」「私を見捨てないで」「可哀想なんだから」という心の声を、強制的に相手に届けようという強い意志の表れと考えられます。涙を見せたら、本当に言いたいこと、話し合いたいことがあっても、そこで、もう話し合いは、終わりですよね。
「おごる、プレゼントする」
適度ならいいんです。しかし、往々にして上下関係があるような場合に、飲み代をご馳走したり、物をプレゼントしたり。
これは、約束など無く、一方的にやってしまうと、やはり、「上下関係を暗黙の了解で示そうとしている」、すなわち相手をコントロールしようとしている行為と言えます。
媚びて、すぐ物をプレゼントするようなかたもやはり、気に入られたいがために、プレゼントを活用しているんですよね。
「褒める、おだてる」
本当に素晴らしいと思ったとき、バッチリ褒めるのは良いことだと思います。私もよく褒めます。
しかし、親が子供にお願いしたことを、できたときに、むやみに褒めたり、おだてたりするようなことをしょっちゅうしているとしたら、、それは、「褒めることで、親の望むように、子をコントロールしようとしている」可能性があります。その褒める先が、お子さんの「自立」に繋がっているかどうか、をいつも念頭に言葉を選ぶといいのではないでしょうか。私も発展途上です。
「お願いする、土下座する」
これらも、例えば、1人に対してではなく、10人に対して募金を呼びかけるような「お願い」なら、どうしても、せざるを得ないシーンはあるかもしれません。
しかし、特定の1人の前で、「お願い」を強くするような行為は、相手のそれ以上のコミュニケーションを遮断している行為であり、やはり、相手の協力を無理やり得ようとしている行為と言えます。
土下座も、強制的にそれ以上のお咎めを受けないようにする行為であり、相手の考えをコントロールしようとしていますよね。
私たちが持ちたい、大切な意識
今日の記事で並べた、全ての行動を、明日から減らしていきましょう、とは申し上げるつもりはありません。
意識的に改善できることもあれば、無意識にやってしまっている行動もあるはずですから。
ですが、たった1つ、今日の記事で持っていただきたい意識があります。
それは、
「どのような場合であっても、相手をコントロールしようとしてはいけない」
ということです。「相手」には以下のようなかたが含まれるでしょう。
- お子さん
- 奥様、ご主人、恋人
- 上司、部下、同僚、後輩、先輩
- 顧客
- 友人、ママ友
- 児童、生徒、学生
- 両親、兄弟、姉妹
その相手には相手の、心情、人生、思想、背景、テンポがあります。
だから、どのような関係性においても、そこに「上下」関係などは無く、「対等」であることを、強く意識していきませんか
(σ’∀’)σ
具体的な改善の提案
そんな意識をまず持った上で、以下どれか1つで構いません。明日から、ほんの少し、試してみませんか?
- カーっとなりそうな時に、”怒る”、”口調を強める”のを、何とか、やめてみる
- 口癖のように”すみません”、”申し訳ありません”と言っていたのを、“おっしゃる通りですね”とか、”失礼しました”に、せめて”(明るく)ソーリー♪”に、変えてみる
- 飲みは、好みのタイプの女性との飲みであっても、おごらない。せめて、傾斜を付けるだけにする
- 恋人やご主人に強く言われると、すぐに涙が出てしまっていたのを、相手の前では泣かない。せめて、1人でベッドで泣く
今日の考え方は、「ストップ!無意識コントロール!」と名付けましょうか♪
以上です。
人間関係メンターへのご相談に興味あるかたは、お気軽にこちらのページから、ご連絡くださいね^^
(拠点は、東京都日野市・八王子市・立川市・多摩市。全国ご対応可能です)