
こんばんは。
人間関係メンター(cherish you mentor)であり、弁理士・経営コンサルタントでもある、田村(たむきょん)です(プロフィールはこちら)。
「夫婦・恋人の関係にお悩みのかたへ」のシリーズで、一番大切だと考える、「心底の理解」は昨日記事にいたしました。
執筆から丸1日、次に夫婦関係(恋人関係)で大切なことは何だろうと熟考しました。
今回の記事は、夫婦関係(恋人関係)のみならず、あらゆる対人関係に言えることだと考えています。
(私は、”人間関係”と、”対人関係”とを、使い分けています。対人関係のほうが狭義で、1対1の関係を指しているつもりです。人間関係は1対1に限らず、社会で生きること全体を指すものと考えています)
誰かにトゲある一言を言ってしまうのは、どういう精神状態のときか
あなたが、つい、奥様(ご主人)に、一言余計に、トゲのある、傷つけることを言ってしまう場合。
もしくは逆に、ご主人(奥様)から、なーんかトゲのある一言を余計に付け加えられた、という場合。
もし、あなたがとっても穏やかな精神状態で、ご自身の仕事やご自身の近況がうまくいっている時、充実している時は、周りにも優しくなれるのではないでしょうか。
奥様、ご主人、恋人に、つい、一言余計に傷つくようなことも言ってしまうときは、多くの場合、「あなたの仕事その他近況が芳しくないとき」もしくは「あまり仕事や家庭で、必要とされている実感を持てていないとき」と言えるのではないでしょうか。
古い中国の言葉、
小人閑居して不善をなす
(しょうにん かんきょして ふぜんを なす)
というのを聞いたことがありますか?
『暇な人ほど、悪さをしてしまう』
という意味ですが、
『充実感を得ている人は、他人に対してトゲを立てる暇はない』
と言えるのではないでしょうか。
相手がトゲを持つときも、内面に理由がある
一方で、ご主人や奥様、恋人から傷つく言葉を言われ、すごく腹が立つ、嫌な思いをした。そんな時、ほんの少しだけ深呼吸して、一歩立ち止まり(倍返しなどせず)、
「ひょっとしたら、自分のことで、何か悩みがあったり、やりがいや充実感を、感じられていないのかもしれないな・・」
と、その目の前の言葉に出てしまった、その相手の”内面”を、想像して、慮ってあげることは、できませんでしょうか。
あなたがやってしまう場合もあれば、相手がやってしまう場合もある、それはお互い様なのですから・・(Pд`q。)
心のどこかで、
「おれの(私の)傷やストレスに、気づいてほしい」
と、心の声が、相手へのトゲとなって、現れてしまっている可能性も十分にありますよね。
その他の対人関係も全く同じことがよく起こります
例えば、今日の同僚はやけにトゲトゲしい。
友達3人で飲みに行ったら、いちいち突っかかってくる1人の友人。
こういう時、言葉のうわべだけを見るのではなく、
「ひょっとしたら、この言葉の奥には、疲れている同僚、家庭にストレスを抱えている友人、がいるのかもしれない」
と、相手の本質的な悩みやストレスの存在を想像してあげると、少し、優しい気持ちになれませんか。
相手の内面的なストレスを察知したとき、あなたは何をするのがいいか
一緒に暮らしている相手じゃない誰かのトゲの場合、踏み入る必要はないと考えます。それも逆効果になる可能性があります。
ですが、相手は、トゲをぶつけてみたら、あなたが優しさで返してくれたら、、、ひょっとしたら、もう少し踏み込んで、心の内実を愚痴ってくれるかもしれません゚゚( *・з・)
そういう時は、昨日の記事の通り、「愛情を持ってただただ聴いてあげる努力」をしてあげることではないでしょうか。
ただ、それは目指す必要はないと思います。まずは、トゲに対して、一緒になって感情的になることなく、少し引いて、コミュニケーションをしてあげることかと存じます。
また奥様やご主人のトゲに、今回のような、負の精神状態を見てとれた場合、両立、育児に疲れている可能性もあります。
ぜひ、少しでも負担を変わってあげて、『気分転換に、一人で出掛けてくれば?』、と相手に時間を作ってあげるといいのではないでしょうか。
今日の考え方を、『トゲはその人の内面そのもの』と名付けましょうか。
以上です。
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