
あくまで「ネガティブな人に振り回される人生」にさようなら、であって、「ネガティブな人よ、さようなら」ではないことを、冒頭に注釈します!
私、どうしても、「ネガティブな人」、ダメなんです。今回、そんな「ネガティブな人」の大人な対処法の記事です。
私なりの「NGなネガティブさん」の条件
まず、単純に「ネガティブ」が悪いわけではないんです。
- 明日の試験のことを思うと、悪い想像ばっかりして、憂鬱になってしまう
- いつも、何かを始めるときは、すっごく考えすぎて、慎重になってしまう
こういうネガティブは、
ポジティブな明日を手に入れるためのネガティブ
だと感じるので、さほど気になりません。
(私自身もよくあります)
私が考える「NGなネガティブさん」の条件は、以下全てを満たす人です。
- 相手の話や提案、アイデアに、ほぼ必ず「でも」と返す
- 1つうまくいかなかったことがあると、原因も細かく分析せず、全てうまくいかないものと決めつける
- 自分のネガティブ精神を、相手にも押し付ける
- 自分のネガティブで相手のそれ以上のコメントを萎えさせる
- 話がネガティブなまま終わらないようには、方向を戻せない
あなたの周りにも、そういうネガティブなかた、いませんか?
ネガティブに陥る精神状態は理解したい
ただし、そういう方々の名誉のためにも、フォローすると、
ネガティブに陥りやすい精神状態が存在する
とは、思っています。なぜなら、自分も、以下のような時は、ネガティブに陥りやすいからです。
●ネガティブに陥りやすい環境要因
- 疲れが溜まっている
- 最近、誰かに傷つけられてセンシティブになっている
- 最近、仕事で失敗して落ち込んでいる
- 時間にゆとりがなく、焦っている
- 自分のお財布事情を超える出費を強いられそうである
このような状況では、どうしても、普段ネガティブでない人も、ネガティブに陥りやすいです。
従って、ネガティブだから嫌い、とすぐに断罪してしまうのは、早計だと思います。
あくまで、色んな状況が組み合わさって、今のその人のネガティブがあるので、そういう背景はしっかりと配慮してあげた上で、自分は、そういうネガティブな人と接したとき、どう振舞えばいいか、を冷静に、考えていく習慣が必要だと思います。
その上で、ネガティブな人と、どう付き合うか
それでは、このような色んな状況が組み合わさっているとは言え、ネガティブな人と仕事をしなければならない、何か、一緒に決めごとをしなければならない、このような時の対処法を、最後に提案します。
「嫌いになればいい」というのは最後の最後の最終手段です
- 自分の意見に対して、相手が「でも」と言ってきた時、それに対して更に「いや、でも」と被せることはしない。
相手を更にかたくなにさせるだけ。
- まずは、相手の「でも」に続く言葉をしっかりと興味を持って、聴く、傾聴する。
- その上で、なぜ、相手が、自分の意見やアイデアに否定的なのか、の理由と、過去に何があったのか、の2つを、頭の中で整理する
- それが整理できたとき、その場で相手を説得しようとしたり、反論しようとしたりする必要はない。
(反論された、という事実がまた、そのかたを将来に渡ってネガティブにさせる可能性がある)
- 上手な意見の言い方としては、「私自身が、これをトライしたときの結果を、見てみたい、勉強になるだろう」と、相手ではなく自分を主体者として実行する、という表現。そうすると、ネガティブな人も、私自身のことにまでは、口出しして来ないだろう。
- 相手のネガティブを「そんなに考えても仕方ないじゃん」とか、「考えすぎだよ!」と、バッサリと切らない。かと言って、同調しないでよい。「なるほど~」とだけ返していればいい。
- その人との会話の最後は、こちらから、前向きな言い回しで終えるよう努める。
私自身も、ネガティブな人の対応には苦慮していまして、決してプロフェッショナルではありません。
読んでくださった方と一緒に、少しでも「ネガティブな人のせいで、ストレスを抱えない」状態を、目指せたら、と思っています。
本日の考え方は、
『ネガティブな人に対して、”否定”も”同調”もしなくてもよい』
と、名付けましょうか(o’∀’)b
執筆:
田村恭佑
(人間関係メンター/弁理士/経営コンサルタント)