
おじさんのこと、覚えてますか?(笑)
情報倫理、確かに単位はもらえたけど、なんだか寝れないし、参加しなきゃいけないし、面倒臭かったなぁ。
そうです。変なおじさん(講師)です。
昨日、卒業式でしょうか。おめでとうございます。
- 無事卒業できた人
- 近いうちに、卒業する予定の人
- 院に進む人
- 中退した人
2年前(+3年前)に私の最後の講義を取ってくれた学生さんは、今、色んな状況にあると思います。
私は皆さんしか卒業のメッセージを送りたい相手は居ないので、相変わらず暑苦しくも、卒業のメッセージ(5つ)を送ります。
この文章の最後には、皆さんの作成したポスターもサムネイルとして入れています(2年前のもの)
大学以降が、初めて自分の選択の人生
中学までが義務教育でしょうが、現実は、大学卒業までが、ほとんど義務教育ですよね汗
- 大学いかない、と親に言ったら「え?!」と言われる
- 専門学校いきたいと言っても、「え?!」
- 大学中退したいと言ったら、「え・?!!」
大学までが義務教育みたいな世の中です。
だから、卒業する皆さん、中退する皆さん、院に進む皆さん、全員、「今日からが初めて自分で選ぶ人生」なんですよね。
中でも、「社会人」(就職など)になることを選んだ皆さんは、今までバイトをしていたとしても、
「教育を受ける」
立場だったのに、今日から
「人のために働く」
立場になるわけですよね。
それは、大きな人生の岐路です。
だから、今まで、あんなにうまくいったのに、急に、たくさんのことがうまくいかないと感じたりします。
それは、当たり前なんです。「社会人」という人間としては、赤ちゃんなんですから。
だから、何かうまくいかなくても、自信を失ったり、自分を責めたりしないでくださいね。
5年かけて、成長すればいいんです。5年はあっという間です。
100歳まで生きたあなたを想像したら、全て小さいこと
「ライフシフト」という本を、ちょっと分厚いですが、読んでほしいです。
皆さんが、100歳の時に、同窓会したら、50%のクラスメイトは、参加するそうですよ。医学の進歩で。
だから、皆さんほとんど100歳まで生きます。
辛いことがあったら、100歳になったあなたの気持ちになって、今を眺めてみてください。
ものすごいチッポケな痛みです。かすり傷レベルですよね。
- 上司から、「お前なんか辞めちまえ」と言われた
- 付き合っていた彼女から、別れを告げられた
- お客さんに、たくさんの迷惑をかけてしまった
- 親と激しい口論になって、心にもないことを言った
- 給料、上がらない
100歳まで生きたあなたから見たら、めっちゃチッポケですよね。
だから、何か辛いことがあったら、それが全てだと思わず、100歳まで生きるんだし、今の辛いことはチッポケだ、と笑い飛ばしましょう!
恋愛を後回しにしないでね
正直言って、年収1000万になったけど、性格悪く自分のことばかり考える相手と結婚するよりも、年収250万のままだけど、あなたを愛してくれて、いつも協力的な優しい相手と結婚したほうが、人生は幸せになります。(自分も努力)
だから、就職で仕事一生懸命がんばるよりも(よりも、ぐらいの意識)、良い恋愛をして、良い相手を見つけるほうが、幸せへの近道なんですよね。
30歳になったら結婚しよう、なーんて言ってると、100歳になってますよ。
だから、23歳、24歳で、結婚を考えて、どんどん恋愛しましょう。僕が結婚した日は、ニートでしたよ(弁理士目指してたところで)
でも今は幸せです。結婚したり子供ができれば、決意するんです。そんなもんです。
同級生と同期は、ライバルではない
同じような勉強をしてきた同級生は、一見「ライバル」です。就職先も近い分野の可能性もあります。
これから一緒に働く同期も、昇給・昇進の「ライバル」に見えます。
でも、同級生は、「ライバル」ではありません。企業の社長は、●●大学の学生だけ横並びにして、何かを決定しません。あなたという一個人の個性や性格、輝きだけを見ています。
これは、就職でも、取引先でも一緒です。
だから、卒業して、勝手にライバル心を抱くことなく、がんがん連絡とって、愚痴でも文句でも言い合って、5年後、生きて、その日を一緒に迎えましょう。
大学での同級生は、これから増えることはありません。減る一方です。連絡疎遠になって、減る一方なんです。だから、大切にしてほしい。
同期も、ライバル心を持ってしまうんですが、5年後に、その同期もあなたも、同じ会社にまだいるとは、限りません。辞めた時点で、ライバルでもなんでもないわけですよね。
だから、同期も、ライバル心をもって距離を作らず、とにかく、自分から心を開いて、甘えて、尊重して、影響を受けて、最終的に、生きて、5年後を笑って迎えましょう。
同期も、増えることはありません。減る一方です。大切にしてください。
まず個性、次に個性、最後にも個性!
最後に。
みんなの最後の講義の日に、チームを組んで作ってくれた、ポスター、覚えていますか?
あれを、下に貼ります。
僕が、何か具体的な指示をしましたかね?
していないのに、ゼロから、「人へのメッセージ」を自作したわけですよね?
「個性」です。
社会人になったり、院に行っても、「横へ習え」を感じます。だから、個性が削られてしまいます。
でも、5年後のあなたの人生を大学院が、就職先が、保証してくれますか?
あなたは、5年後も、30年後も、あなたの踏み出す力で、選択して、生きていかなきゃいけないんです。
だから、上司から嫌わられても、お客さんに不評だったとしても、とにかく「マイアイデア」「個性」をめっちゃ大切にしてほしいです。
少し、じゃないですよ!
めっちゃ「個性」を大切にしてほしいです!!
これからは、おじさんと学生、ではなく、対等です。
これからも支え合って、よろしくね!!!
<皆さんが50分で創作したポスター>

(もし自分のチームのポスターが漏れていたら、tamura@miginoude.jpに”おいおい”と指摘ください)
執筆:
田村恭佑
(経営コンサルタント/人間関係メンター/弁理士)