商標を取りたいと思ってから、登録までの流れ

商標を取りたいと思ってから登録までの流れ

商標を取りたいと思ってから登録となるまでの流れを解説

目次

個人事業主が最初に知っておくと安心な、商標登録の全体像

商標登録について調べ始めた方から、よくこんな声を聞きます。

「何から始めればいいのか分からない」
「手続きが難しそうで不安です」

ですが、商標登録の流れは、
全体像を一度整理してしまえば、意外とシンプルです。

まず結論です

商標登録は、「検討 → 出願 → 審査 → 登録」という流れで進みます。

商標登録までの流れ図
商標登録までの全体フロー

① 商標登録の目的意識を明確に

最初のステップは、
「どうして、商標登録をしたいと考えたのか、その動機を明確に」することです。

だいたいは以下のような動機でしょうか。

  • その講座名で、広く売っていきたい。認知を広げたい。
  • 流行ってきているから、同じような名称で他社もサービス提供し始めそう。
  • 他社が先に商標登録したら、使えなくなってしまう。それを避けたい。

そして、「商標登録を望む対象」となる名称を明確にしましょう。

(当所の場合、決まっていない段階でも、ネーミングなどの相談にも乗っております)

② 調査をしてもらい、お見積りを明確に

弁理士に、動機を伝え、対象となる商標(ネーミング等)を伝えたら、次のステップは
その商標が、果たして登録となり得るものなのか
を、弁理士に調査してもらいます。

その上で、お見積りを提示してもらい、総額を知りましょう。

※弁理士によっては、はっきり頼まないとお見積りで総額をお客様に伝えないかたもいます。ハッキリと総額を知ってから依頼しましょう。

③ 商標登録の出願をする

金額が合意に至ったら、弁理士事務所に「発注」の意思表示をします。

その後、弁理士から、「この内容で商標登録の出願をします」という提案を受け取ります。

問題なければ、その旨を弁理士に伝えれば、弁理士は速やかに特許庁へ、出願します。

これで一段落です。

この段階で、「出願に関する料金(印紙代+手数料)」のお支払となります。

(弁理士事務所によっては、この段階で、出願から登録までの総額のご請求となる場合もあります)

④ 審査結果を待つ

出願後は、約7ヶ月で、特許庁から審査結果を得られます。

審査では、主に以下の2つの観点で登録OKかどうかジャッジされます。

  • 類似する他人の登録商標が既にないか
  • 商標登録にふさわしい名称か

ここで、指摘が入る場合もあります。

その場合は、弁理士が修正をしたり、反論をしたりします。

審査結果で、スムーズに登録となることも多いです。

⑤ 登録査定の後、登録商標へ

特許庁から、「登録査定」というものが届いたら、「あとは、登録の意志を示せば、登録商標にします」という段階になります。

弁理士から、5年で登録するか、10年で登録するか、の打診があり、登録手続き(印紙代の支払いも)を弁理士が行うことで、あとは1ヶ月後に、登録証が届きます。(2026年からは電子的な発行に統一されます)

これで正式に商標として登録されます。

その前後に、登録時の料金(印紙代+手数料)のお支払いとなります。

弁理士としてお伝えしたいこと

もし、漠然と、「商標登録ってしたほうがいいのかな、どうしようかな」と考え始めたら、WebやSNSなどで、調べるよりも、さっさと商標登録を専門とする弁理士に、相談してしまったほうが早いです。

事務所によっては有償の場合もありますが、「登録となるかどうか」の調査結果を得て、また弁理士が正直に「商標登録の必要があるかどうか」をアドバイスしてくれると思います。

商標登録は大企業のものではないか・・・敷居が高いのではないか・・と思われるかもしれませんが、令和に入った頃からは、当所のお客様に個人事業主のかたや、小規模な法人を経営されているかたがとても増えたのが実態です。

最も手軽な「独占できる知的財産権」と言えるのではないでしょうか。

まとめ

  • 商標登録は段階を踏んで進む
  • 最初は「名称を守りたいか」を考えるところから
  • 全体像を知っておくと判断しやすい

「ご自身の場合はどうなのか」と感じたら、
その時点が相談のタイミングです。


商標登録の流れについて不安があれば、お気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら

Instagramでは、商標登録について分かりやすい短い動画も発信しています。

Instagram:@tamkyon

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この記事を書いた人

弁理士(商標登録)/オフィスは東京都日野市(南平駅)
東京薬科大学 特命准教授
これまでの顧客は300社以上。担った商標は700件以上。
「相談のしやすい専門家」をモットーにしている。

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