®マーク、™マーク、Ⓒマークを弁理士が簡単に解説!
「付けていい?」「付けないとダメ?」が3分で分かる整理
Webサイトや名刺、SNSのプロフィールなどで、
「®」「TM」「©」を見かけたことはありませんか?
これらは見た目が似ていますが、意味はまったく違います。
まず結論からお伝えします。
まず結論です
®は「商標登録済み」、TMは「商標として使っている意志表示」、©は「著作物(著作権)」の表示です。
®マーク™マークⒸマークの比較表
®(Rマーク)とは?
®は、”登録商標”であることを示す表示です。
「R」というのは、「レジスタード」の略。「登録された」という意味ですね。
- 意味:その名称やロゴが商標登録されている
- ただし…:日本の商標法には特に定められておらず、アメリカで定められいるのみで、日本では商慣習として使用される
- ポイント:「自分の登録商標」または「使用許諾を受けている登録商標」にのみ表示するのが原則
つまり、®は「商標登録が完了している」ことを示す強い表示です。
もし…登録商標でないのに、®マークを普段から付してしまうと、「虚偽表示」に当たります。おそらく刑事罰にまでは発展しませんが、裁判になった時には不利に働くと考えてよいでしょう。(刑事罰に当たる可能性もゼロではありません)
™(TMマーク)とは?
TMは、Trade Markの略で、
「この名称(またはロゴ)を商標として使っています」という”単なる意志表示”として使われることが多い表記です。
- 意味:商標として使っている(登録の有無は問わない)
- ルーツ:これも日本の法律には定められておらず、あくまでアメリカの商慣習から来ている
- ポイント:登録がなくても自由に表示できる
つまり、™マークを付けても、他人への抑止効果などは一切ありません。そして、他人が™マークを先に付けているから、後発的にその名称やロゴを使用してはいけない、と警戒する必要もありません。
ただし、アメリカの大手企業は、登録商標にも当たり前のように™マークを付けているので、『™マークだから絶対に登録商標ではない』と考えないようにしてください。
©(Cマーク)とは?
©は、『私が著作権を保有する著作物』だと示す表示です。
この「C」は、「コピーライト」の略で、直訳すると「著作権」という意味です。
- 意味:私が著作権者である著作物(文章、写真、イラスト、動画など)です、という意味
- 根拠:これも日本の著作権法には定められていない。アメリカの法律から来ており、日本では商慣習
- ポイント:登録商標とは全く別の制度
時々見られるのが、自分の著作物でもないのに、Ⓒマークさえ付ければ、他人の著作物でも堂々と表示してよい、という風な無断での著作物表示です。
これは間違っており、Ⓒマークを付したからと言って、「利用の許諾」を勝手に得られるわけではありません。
あくまで、「自分が著作権を持つ著作物」か、「著作権者から明確に許諾を受けている著作物」にのみ、付すことができます。
よくある誤解
TMや©を付ければ、他人に使われなくなる?
ここは誤解が多いところです。
TMや©を付けること自体はできますが、
それだけで第三者の使用を止められる、ということにはなりません。
「名称を守りたい」場合は、商標登録(®)が軸になります。
結局、個人事業主はどう使い分ければいい?
目安としては次のとおりです。
- ®:商標登録が完了している場合
- TM:商標として使っていることを示したい場合(ただし過信はしない)
- ©:Webサイトの文章・写真・デザインなど自分の著作物の表示として
まとめ
- ®は「商標登録済み」を示す
- TMは「商標として使っている」意志表示(登録の有無は別)
- ©は「著作権(著作物)」の表示
ご自身の事業で守りたいものが「名称」なのか「制作物」なのかで、
取るべき対応は変わります。
どの表示が適切か、また商標登録を検討すべきか迷ったら、お気軽にご相談ください。
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