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「お友だちは良いのに、なんで僕だけダメなの?」への答え方♪

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こんにちは。 私は6才、2才の子育て中です。 お子さまが時々、 『〇〇くんは、これを持っている。どうして僕だけ買ってもらえないの?』 という主張をしてきたりしませんか? 今回の記事は、こんな主張への考え方・答え方を、提案...

こんにちは。

私は6才、2才の子育て中です。

お子さまが時々、

『〇〇くんは、これを持っている。どうして僕だけ買ってもらえないの?』

という主張をしてきたりしませんか?

今回の記事は、こんな主張への考え方・答え方を、提案します(o’∀’)b

 

最近の子育ては二極化している

 
  1. 欲しいおもちゃ・ゲームをすぐ与えて、物で子育てを解決する
  2. おもちゃやゲームから距離を置き、アウトドアやスポーツなどを中心に子育てをする

 

古き良き時代が見直され、新旧が逆転しつつある、とも言えますね。

今風な子育ては、両親がともに「自分の時間を取りたい」という気持ちが大きく(これも最近の兆候でしょう)、物やアウトソースで、子育てへの時間を省略する、という方法です。

メリットは、子供は欲しいものをすぐ手に入れられ、親は、自分の時間も作れるため、ストレスを溜めにくい。

デメリットは、いつでも子供が”物”を欲しがるようになったり、飽きやすくなったり、小さな発見などでは満足しづらくなったり。親は、唐突な子の主張に、極度のストレスを感じてしまったり。

一人っ子や子二人など、一家族あたりの子供の人数が少なくなっているため、物を買ってあげやすい、という時代背景もあるでしょう。

 

一方で、昨今のアウトドアブームには、日本人の確かな心境の変化があるようにも見受けられます。

物で溢れ、Amazonなどで簡単に、瞬間で、欲しいものが手に入る時代だからこそ、物や情報や人付き合いから、ちょっと距離をとり、家族で自然を楽しむ、という心境でしょうね。

メリットは、子が、デジタルな刺激や精巧なゲームにだけ面白さを感じるのではなく、花や虫、魚など、身近なものに嬉しさや発見を感じてくれるような、情緒豊かな子に育ちやすいとも考えられますね。

デメリットを探そうと思えば、情報化社会のため、最先端の環境で子に影響を与えたい、とお考えなら、情報の量などに少し遅れをとるのでしょうか。

 

最近は、上記1と2に、子育てが二極化しているように私は見ています。

 

「なんでお友だちだけ良いの?」とよく言う子の共通点

 

  1. 親御さんが周囲の人と日頃から距離を取っていて、お子さんの「異なることを受け入れる」精神力が少し未発達
  2. 子が欲しいと言った”物”を簡単に与えていて、お子さんの物欲」への自制心が少し未発達

 

上記が、おおよそ見られる、「なんでお友だちだけ良いの?」とよく言う子の、共通点ではないでしょうか。

小学校、保育園や幼稚園では、私物のおもちゃやゲームは持ってこられませんので、それらに通わせているから、十分な社会性が身に付く、とは限りません。

休日に、お友だち家族と過ごしたり、その子の部屋で遊ばせてもらったりすると、当然、自分の持っていないおもちゃやゲームを目にします。

そういうシーンをよく見ていくと、お子さんは「自分とお友だちが違うことは、当たり前のことなんだ」ということを、肌で実感していきますね。

 

また、例えば1000円以下のおもちゃなら、Amazonでポチっとしてあげたくなりますよね?しかし、金額の問題ではないかもしれませんね。

お子さんが、昨日は、赤い〇〇が欲しいと言ったから、Amazonでポチっとしてあげる。

そしたら、手に入ったら今度は青い〇〇も欲しい、と言う。「安いから」とメルカリなどでポチっとしてあげる。

やはりこれでは、お子さんの”物欲”への自制心が育たない状態で、成長してしまいますね。

 

「うちはうちだから」で、なぜ納得してくれないのか?

 

よく言ってしまう返答が、

『お友だちはお友だち。うちはうちだから、我慢しなさい』

というものです。一見、その通りなのですが、お子さんに伝わる言葉は、

『我慢しなさい』

だけかもしれませんね。『お友だちと自分は違って当たり前』というのは、何度も自分の体験として経験すると初めて身に付くというか、理解していきます。しかし、言葉で親から

『お友だちはお友だちでしょ?!』

と言われても、その理由が分からない限りは、口で言われても納得いかないでしょうね。

最後は、『もうイイ加減にしなさい!しつこい!』と怒鳴ってしまったりして、結局、親子の意思疎通が闇に葬られることは、よくある顛末ではないでしょうか( ;^ω^)

 

親が「ダメ」と思うのには必ず大切な理由がある

 

そこで、考えていただきたいのは、

『どうして、私は、それを買ってあげることを、ためらっているのか?』

ということです。

必ず、心の奥底に、そのためらいの「理由」があるはずです。おおよそ、以下などでしょうか。

 

  1. 前に欲しいと言ったものと今回欲しいと言ったものと、ほとんど一緒なのに、しょっちゅう買っていたら切りがない
  2. 1つ1つの物を、大切に、愛着を持って使ってほしい
  3. その本にお金を使うぐらいなら、ためになる書籍などにお金を充てたい
  4. 本当に好きなものを欲しがっているのではなく、衝動で、欲しいと言っていると感じる
  5. 親としては、そういうゲームで遊ぶことを、成長の上で、好ましくないと感じている

 

次回は、『うちはうちだから!』と伝える前に、素直に、

『いま、どうして私は、買ってあげたくないと、考えたのか?』

と自問自答してみてください。必ず、ためらう理由があります。

それを、怒ったり叱ったりするのではなく、とっても優しく丁寧に、伝えてみてはどうでしょうか。

もちろん、その瞬間は納得しません泣きわめくこともあるでしょう。

でも、毎回、しっかりと親がどう考えるか、を伝え続けると、お子さんにも、親が子に持ってほしい価値観というのが、少しずつ根付いていくのではないでしょうか。

ちなみに、即座に、伝えないのも一策です。衝動的に「欲しい」と言っている可能性もあるので、

『気持ちは理解したよ。ちょっと私だけでは決められないから、パパ(ママ)と話し合って、今度、伝えるね!』

と、時間を置く、という方法も良い作戦です。そうすることによって、『親は、断りたいから、テキトーな理屈を付けてるんだ!』と反発心を持たず、ちゃんと考えた上での結論なんだ、と、親の言葉を少しだけ重く受け止めてくれる可能性はありますね。

 

今回の考え方は、『家族みんなで物欲解放~!』と名付けましょうか☆

 

執筆:田村恭佑(人間関係メンター、弁理士、経営コンサルタント)


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みぎのうで知財事務所(代表 田村)

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